不登校とは?令和3年度 不登校児童数(文科省:令和4年度10月の調査結果より)

不登校って、何?
文部科学省の調査では、「不登校児童生徒」とは 「何らかの 心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、 登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間 30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を 除いたもの」と定義しています。
引用:文部科学省 不登校 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/futoukou/03070701/002.pdf
不登校児童は、年々増加傾向にあり、令和4年10月に発表された文部科学省の調査結果によると、小学校で8万人を超えています。
不登校は、教育現場で教員が頭を悩ませる課題の1つでもあります。
もちろん、不登校がダメと思っているわけでも、ただ学校に来ればよいということでもありません。
子どもには、それぞれの個性があります。子どもの背景には家庭があります。
一人一人の子どもが命を輝かせて、将来に向かって前向きに生きていくために私たち教員ができることを考えていかなければいけないと思っています。
令和3年度 学年別不登校児童数(文科省:令和4年度10月の調査結果より)
学年別に不登校児童数を見てみると、以下の結果でした。
小1 | 4534人 |
小2 | 7269人 |
小3 | 10289人 |
小4 | 14712人 |
小5 | 19690人 |
小6 | 25004人 |
学年が上がるごとに、不登校児童数も増加しています。
不登校の理由

不登校の原因って?
理由は、様々ですが、主たる理由として
- 無気力、不安
- 生活リズムの乱れ、あそび、非行
- 親子の関わり方
などが、理由として考えられるケースが多いです。
- 友人関係をめぐる問題
- 学業の不振
- 入学、転編入学、進級時の不適応
- 家庭の生活環境の変化 などなど・・・
いろいろと考えられます。
とはいっても、これまで見てきた児童の実態から考えると、何かはっきりとした原因が1つ!という場合は、ほとんどありません。
いろいろな理由が重なり合って、不登校という形に出ているのだと思います。
不登校対応は、まずは学級担任との信頼関係づくりがスタートです。しかし、学級担任だけでは、対応しきれないという現状もあります。学校全体で情報を共有し合い、チームで対応することが大切です。