指導内容の分類
知的障害特別支援学校(小学部)における指導内容の分類は以下のようになっています。
- 各教科(国語、算数、音楽、図画工作、生活、体育)
- 特別の教科道徳
- 外国語活動(小学部3年生以上に必要に応じて設けることができる)
- 特別活動
- 自立活動
- 総合的な学習の時間
自立活動についてはこちら
指導の形態 ~各教科を合わせた指導~
特別支援学校(小学部)の教育課程を行う児童においては、各教科等を合わせた指導を行ってもよいことになっています。
特別支援学校(小学部)の教育課程については、こちら
各教科等を合わせた指導
各教科等を合わせた指導には、以下の3つがあります。
- 日常生活の指導
- 遊びの指導
- 生活単元学習
日常生活の指導
児童生徒の日常生活が充実し、高まるように、日常生活の諸活動について、計画的に指導するもの。
例えば,衣服の着脱,洗面,手洗い,排泄せつ,食事,清潔など基本的生活習慣の内容や,あいさつ,言葉遣い,礼儀作法,時間を守ること,きまりを守ることなどの日常生活や社会生
引用:特別支援学校学習指導要領
活において,習慣的に繰り返される,必要で基本的な内容
遊びの指導(小学部のみ)
遊びを学習活動の中心に据えて、取り組み、身体活動を活発にし、仲間とのかかわりを促し、意欲的な活動を育み、心身の発達を促していくもの。
遊びの指導では,生活科の内容をはじめ,体育科など各教科等に関わる広範囲の内容が扱われ,場や遊具等が限定されることなく,児童が比較的自由に取り組むものから,期間や時間設定,題材や集団構成などに一定の条件を設定し活動するといった比較的制約性が高い遊びまで連続的に設定される。
引用:特別支援学校学習指導要領
生活単元学習
児童生徒が生活上の目標を達成したり課題を解決したりするために、一連の活動を組織的・体系的に7経験することによって、自立や社会参加のために必要な事柄を実際的・総合的に学習するもの。
生活単元学習では,広範囲に各教科等の目標や内容が扱われる。
引用:特別支援学校学習指導要領
生活単元学習の指導では,児童生徒の学習活動は,実際の生活上の目標や
課題に沿って指導目標や指導内容を組織されることが大切である。また,小学部において,児童の知的障害の状態等に応じ,遊びを取り入れたり,作業的な指導内容を取り入れたりして,生活単元学習を展開している学校がある。どちらの場合でも,個々の児童生徒の自立と社会参加を視野に入れ,個別の指導計画に基づき,計画・実施することが大切である。

今後、生活単元学習についての実践例を随時発信していきたいと思っています!
