
私が学校へ行く楽しみの一つに給食があります
特に、私が勤めている学校は、自校給食なので、
自分の学校内に給食室があり、できたての給食をいただくことができています。
今はセンター給食が増えていると聞くので、
お気の毒・・・と思う今日この頃です。
毎日、栄養満点で、おいしい給食を出してくださっている調理員さんに本当に感謝感謝の日々です。

一方、給食の指導はというと・・・
教員なったばかりの頃、なかなか苦労したことを覚えています。
そこで、今回は、給食指導で気を付けることをまとめました!
命の教育~給食指導で気を付けること~
何より命を守ること!アレルギー対応を慎重に!
給食指導は、学校生活の中で一番慎重に気を付けてしなければならない指導の一つだと思っています。
なぜなら、命にかかわることだからです。
最近は、以前と比べてアレルギー対応の児童が増えてきたように感じます。
クラスの中に複数名、アレルギー対応する児童がいるのは当たり前のこと、
アレルゲンになる品目も様々です。
年度初めの職員研修でも、アレルギー対応の児童の情報共有や危機管理研修を行っています。
年に一度は、事例研修も行います。
アレルギー対応の児童、食材などを毎日確実にチェック!
自分が担任する学級に、アレルギー対応の児童がいる場合は、
毎月の献立表と照らし合わせて、保護者と打ち合わせをし、対応表を栄養教諭が作成してくれます。
担任は、それを把握し、毎日確実にチェックをします。
配膳用の食器は色分けされ、一番最初に配膳する!
他の児童の同様に配膳してしまうことを防止するために、
わたしが勤めている学校では、食器やおぼんを通常使うものとは異なる色を使用するようにし、
配膳室に分けて置いてくれています。
配膳室から受け取った食器を使って、一番最初にその児童に確実に配膳をします。
おかわりにも注意!!
アレルギー対応の児童がいる場合は、おかわりにも配慮が必要です。
特に低学年の児童は、自分が食べられないものをまだ十分把握できていない場合もあり、
間違っておかわりをしようとする場合があります。
これは危険!!!!!
本人ともクラスの児童にもしっかり伝え、安全に食事ができるように努めます。
命をいただくという意識を!
給食の指導では、必ず命をいただいているということを意識しています。
最初の「いただきます」の言葉の重みを児童といっしょに考える時間もときには必要だと思います。
有名な食育の絵本で「いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日」というものもあります。
発達段階に応じて、活用してもよいと思います。
配膳指導 ~テキパキと子どもが主体となって活動する~
役割を明確にする
当番活動と係活動は違います。
- 係活動・・・学級生活を豊かにするために、自分たちで話し合って係の組織を作り、活動する
- 当番活動・・・学級の生活を維持するため、教師が意図的、計画的に指導する活動
だから、誰が何の係で、その係はどのような活動をするのかということを、事前にしっかり示し、指導する必要があります。
大きいおかずの係の役割(例)
- 大きいおかずの食缶を運搬する。
- 大きいおかずを継ぎ分ける。
大体、これぐらいは児童も理解しています。
しかし・・・
運ぶときは重かったら、当番の2人で運んできたけれど・・・

帰りは空なのでわざわざ2人運ぶ必要がないよね?
どうする?

じゃあ、お前がもっていけよ!

毎日、私がやらされるのか・・・
これでは、トラブルになってしまいます。
- 帰りは、毎日、交代で持っていくことにする。
- まだ食べ終わっていなくても、当番の役割を優先してする。
- どうしても、自分ができない用事があるときには、自分で代役をお願いする。など
みんなが気持ちよく、当番活動に取り組めるように指導を行うとよいと思います。
準備や片付けは、黙ってする
最初に述べたように、給食は命を守ることが最優先!
黙って落ち着いて配膳していないと、
異物が入っても気付かなかったり、けがをしたりしてしまいます。
黙ってすばやく準備をし、ゆっくり食事を楽しむ習慣をつけさせたいものです。
配膳のときには、継ぎ分ける分量の手本を示しておく
これは、特に低学年では必須だと思います。
給食は均等に分け、つぎきることが基本です。
もちろん、継ぎ分けたのちに、体調や体質に合わせて、個人で調整をしますが・・・
一人分はこれぐらいね!と教師がつぎわけ、手本として一皿置いておくと、
多すぎたり少なすぎたり、終わりごろに

足りな~~~い!!!
ということにならずに済みます。

明日の給食も楽しみだな~