夏休みを充実させる3つのポイント~個人懇談・懇談会、夏休みのお便り、生徒指導で使える話~
懇談会資料や個人懇談会の掲示物、夏休みのお便り、生徒指導の話などで活用
夏休み前には、個人懇談会を実施する学校が多いと思います。
個人懇談会では、日頃の児童の様子を伝えたり、家庭での様子を聞いたりする時間が大半を占めると思います。
私自身、実際に保護者の方とじっくりお話できる機会は、多くないので、とても貴重な時間だと思っています。
一方で、せっかく、学校へ足を運んでいただくなら、待ち時間もできるだけ有効に使い、何か啓発できたら・・・と思っている先生もいらっしゃるのではないでしょうか?
私は、特別支援学級の担任をしながら、生徒指導主事の校務を担っています。
本校では、夏休み前に地区別懇談会という地区ごとに集まる会があります。
そこで夏休みの生活について話をする機会をいただいたので、その資料として準備したものを紹介したいと思います。

今回、紹介する「夏休みを充実させる3つの方法」も懇談会の待合室等で、掲示するなどし活用してもらえれば幸いです。

夏休みを充実させるポイント① 計画を立てる(学習、遊び)
夏休み前、夏休み入ってすぐにやってほしいことは、「計画を立てること」です。
これは、学習の計画と遊びの計画を両方行うことをおすすめします。
やるべきことを見える化し、見通しを持つことができるのがとてもよいと考えています。
また、学習の計画だけだと、モチベーションが上がりにくいものですが、遊びの計画も同時に行うことでモチベーションアップにもつながります。
学校によって出される宿題は異なると思いますが、本校の6年生向けに例を作ってみました。

大体の学校は、登校日までに夏休みの学習帳(カレンダーでは夏休みの完成と示しています)や読書感想文などを提出するようになっていると思います。
夏休みの学習帳は、比較的子どものとりかかりやすいものだと思うので、最初に!
また、手のかかる大物も先にやっつけるのがおすすめです。
低学年の児童は、見通しが立ちにくい場合も多いので、保護者の方といっしょに計画を立てるのがよいでしょう。
計画を立てることに慣れてきた、中・高学年は自分で立ててみるのもよいかもしれません。
夏休みを充実させるポイント② 小さなめあてを積み重ねる
夏休みは40日近くあります。
- 1日1ページ自主学習をすれば、40ページ
- 1日2ページ自主学習をすれば、80ページ
- 1日1冊本を読めば40冊
- 1日10分運動をすれば420分=7時間
小さなめあてを1つでも立てて、ぜひ毎日実践してほしいなと思っています。
1学期に苦手だったところを復習してもよいですし、2学期に向けて予習をしてもよいと思います。
子どもたちが「繰り返しやって、できた!」「がんばってよかった!」と思えるものをめあてにして取り組めるとよいですね。

夏休みを充実させるポイント③ 夏にしかできないことを!
ここ数年、旅行や外出ができず、夏らしい思い出もあまり作れていない子どもたちが多いと思います。
夏といえば・・・
- キャンプ
- バーベキュー
- 海、川遊び
- プール
- 花火
- ウォータスポーツ などなど・・・
楽しいイベントがたくさんあります。

子どもたちと意見を出し合いながら、ぜひ楽しんでほしいですね。