【生活単元】夏野菜を育てよう~ICT(chromebook)を活用した探究学習~

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生活単元学習で野菜を育てているけれど、観察記録を上手にまとめる方法はないかな?

特別支援学級で一人一台端末をどのように活用したらいいのだろう?

今回はそんな悩みにお答えします。

わたしの経歴はこちら

  • 小学校教員 14年目
  • 通常学級担任 1、2、4、5、6年担任を経験
  • 現在特別支援学級(知的障害)担任 1、2、3、4年担任を経験
  • 生徒指導主事3年目

今回は、今年初めて特別支援学級担任になったグリーン先生が、実践したものを紹介します。

この記事を読めば、分かること!

  • 「夏野菜を育てよう」のねらい
  • 「夏野菜を育てよう」の流れ
  • 夏野菜について調べよう
  • 苗を植えよう
  • 野菜を観察しよう
  • Chromebookで観察日記にまとめよう
  • 夏野菜を収穫しよう

「夏野菜を育てよう」のねらい

  • 生活科、理科・・・夏野菜の育て方を調べる、栽培する、観察する
  • 国語科   ・・・観察をして気付いたことを伝えたり、まとめたりする
  • 算数科   ・・・数を数える、長さを測る、比較する

「夏野菜を育てよう」の流れ

  1. 夏野菜について調べよう
  2. 苗を植えよう
  3. 野菜を観察しよう
  4. Chromebookで観察日記にまとめよう

1 夏野菜について調べよう

まず、夏野菜にはどんなものがあるかを学習者用端末(本校はChromebook)を使って調べます。

  • ミニトマト
  • トマト
  • キュウリ
  • ナス
  • オクラ
  • とうもろこし
  • ピーマン
  • 枝豆

そして、実際に育ててみたい野菜を考えて、植える野菜を決定しました。

わたしの学級では、とうもろこし以外のものをすべて1つずつ育てることになりました。

2 苗を植えよう

苗を植える前には、事前に植え方や育て方を学習します。

  • 野菜の育て方を調べる・・・本やインターネットを活用して
  • 野菜の育て方について話を聞く・・・農家さんや野菜の栽培に詳しい人に

実際に野菜の栽培に詳しい人に教えてもらったり、インタビューをしたりすることができるのがよいのですが、難しい場合は、動画を視聴するのをおすすめします。

本を読むことが苦手な児童も理解がしやすいです。

わたしの学級では、みんなで決めた野菜の苗を担任が購入したのですが、児童の実態や学校の場所など、状況によっては、苗を買いに行くということも学習の1つになります。

苗を買うときには、様々なことを考えなければなりません。

  • どのような苗を選ぶとよい?
  • どのようなお店で買うのがよい?
  • 買い物の仕方は?
  • いくらあれば買える?
  • 安全に買い物をするためには?   など

どれも大変意味のある学習になります。児童や学校の実態に合わせて課題を設定して、取り組みましょう。

3 野菜を観察しよう

実際に、野菜の苗を植えたら、実際に観察をします。

観察するときには、Chromebookを活用して写真を撮り、記録に残します。

観察のポイント

観察するときには、最初に観察のポイントを確認しました。中、高学年の児童はすでに、野菜や植物を植えた経験がある児童もいるので、

観察のポイントって何だっけ?

と尋ねてみると、いろいろ答えてくれて、スムーズに確認できました。

出た意見をもとに、わたしのほうで整理したのがこれです。

  • 見る・・・目を使って
  • におう・・・鼻を使って
  • さわる・・・手を使って
  • 感じる・・・植物の気持ちを想像する
  • 数える・・・葉や茎の数
  • 測る ・・・葉や茎の長さ、大きさ
  • 色 ・・・葉や茎

観察する際に、毎回使えるので、1度作っておくと便利です。今は、掲示にもしています。

気付いたことをメモしよう

観察のポイントを意識させながら、実際に観察をしました。そして、気付いたことをホワイトボードにメモさせました。

このときに、低学年と中・高学年の人数比が均等になるように2つのグループに分け、協力し合いながらメモができるようにしました。

4 Chromebookで観察日記にまとめよう

観察メモを基に、Chromebookを使って観察日記にまとめました。

わたしは、よくピクチャーキッズの観察日記をスクリーンショットし、ロイロノートに貼付し、観察日記を書かせています。

これも一度作っておくと、便利です。

絵を描くことが苦手な児童や時間がかかる児童もいるので、今回は写真を撮って貼り付けました。

文字を入力する際は、低学年の児童は、手書き入力や音声入力。中・高学年の児童は、キーボード入力という風に、発達段階に合わせて書かせています。

ぜひ、参考になったらうれしいです!

5 夏野菜を収穫しよう

夏野菜の収穫時期を調べよう

ゴールデンウィーク後に植えた夏野菜の苗がすくすく育ち、収穫の時期を迎えています。

ところが、私自身も適切な収穫時期に戸惑いを感じることがありました。

そこで、生活単元学習の時間に、児童といっしょに育てている野菜について疑問に思うことを出し合い、調べ学習をすることにしました。

夏野菜の栽培について、知りたいことは?

児童が疑問に思っていること

  • どのタイミングで収穫すればよいか?
  • 収穫した野菜をおいしく調理する方法

学習者用端末(Chromebook)を活用して、調べよう

知りたいことについて、各自で学習者用端末(Chromebook)を使って調べてみました。

すると・・・

ミニトマト・・・7~10月ごろにとれる。

ナス・・・・・・7~9月にとれる。最初にできたナスは早めにとり、次の実へしっかり栄養がいくようにするとよい。12cmぐらいになれば、とってもよい。

枝豆・・・・・・6~9月にとれる。さやを押すと、飛び出るぐらいのふくらみになってからとるとよい。

キュウリ・・・・20cmぐらいになれば、とってもよい。

イチゴ・・・・・へたのあたりまで赤く染まり、へたが反り返るころにとるとよい。

調べた結果をもとに実際にナス、ピーマンの収穫を行いました。

夏野菜を生かした料理

収穫した野菜を生かした料理にも興味を持ち、レシピについて調べる児童もいました。

私のクラスは低学年が多いので、児童と一緒に調理実習をするなら、簡単にできるものがよいな~と考えています。

  • 野菜スティック(ディップソース作り)
  • ピクルス
  • 酢の物
  • ピザ(餃子の皮など)
  • 枝豆の塩ゆで 

ぐらいがお手頃かな~と考えています。続報をお楽しみに!

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