【生活単元・自立活動】学期末におすすめ!お店屋さんごっこ

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学期の終わりに何かみんなで楽しめる活動はないかな?

子ども主体の活動って、なかなか難しい…

今回は、そのような悩みにお答えします。

わたしの経歴はこちら

  • 小学校教員 16年目
  • 通常学級担任 1、2、4、5、6年担任を経験
  • 現在特別支援学級(知的障害)担任 全学年担任を経験
  • 生徒指導主事4年

この記事を読めば、分かること!

  • 「お店屋さんごっこ」を通して身に付く力
  • 「お店屋さんごっこ」の流れ

「お店屋さんごっこ」を通して身に付く力

コミュニケーションの力

  • 言葉のやりとりを学ぶ
     「いらっしゃいませ」「これください」「ありがとう」など、場面に応じた言葉を使う練習になります。
  • 人と関わる楽しさを知る
     友達や先生とやりとりをしながら、「人と関わるのって楽しい」と感じられます。

社会性・対人スキル

  • 順番を守る、譲り合う
     お客さんとして並ぶ、店員として順番に対応するなど、社会で必要なルールを学びます。
  • 役割を果たす経験
     「店員」「お客さん」など、役割を持つことで責任感が育ちます。

数量やお金の理解

  • 数をかぞえる・お金を使う
     品物の数を数えたり、お金を払ったりする中で、実生活に役立つ数量感覚が身に付きます。
  • やりとりの流れを理解する
     「お金を渡す→商品を受け取る」といった流れを体験し、買い物のしかたを自然と覚えます。

想像力や創造力

  • お店の準備・飾りつけを楽しむ
     お店の名前を考えたり、商品を作ったりして、自分のアイデアを表現する楽しさを味わいます。

自己表現・自己肯定感

  • 「できた!」という達成感
     お店を運営したり、買い物をしたりすることで、自信を持つことができます。
  • 「ありがとう」と言われる嬉しさ
     感謝される体験を通して、人の役に立つことの喜びを感じられます。

「お店屋さんごっこ」の流れ

  1. 招待する人を決める
  2. お客さんに喜んでもらえるお店を考える
  3. お店で売る商品や看板などを作る
  4. 招待状を作る
  5. 接客の仕方を確認する
  6. お店の飾り付けをする
  7. リハーサル
  8. お店屋さんごっこ(当日)
  9. ふりかえり

招待する人を決め

日頃、お世話になっている人を中心に招待したい人を話し合います。

  • お世話になっている先生(交流学級担任、専科の先生、養護教諭や栄養教諭など)
  • 交流学級の友達
  • 同じ学校に通っている兄弟
  • 保護者
  • 地域の見守りをしてくださっているボランティアの方

お客さんに喜んでもらえるお店を考える

招待する人に合わせて、商品やお店の内容を考える

作ったものを売る場合

  • 折り紙で作ったもの
  • プラバン
  • 紙粘土磁石
  • アイロンビーズ   など

その場で遊ぶ場合

  • 魚つり
  • 輪投げ
  • 射的
  • まと当て
  • くじ引き
  • ボウリング
  • 紙飛行機飛ばし    など

お店で売る商品や看板などを作る

  • 商品を作るときには、制作の手順が分かる本や動画を見て、一緒に作る
  • 招待する人数に合わせて「商品がいくつ必要なのか」を考え、見通しをもって作業を進める
  • お店は一人ずつ一つのお店を担当しても、ペアやグループで1つの店を担当してもよい
  • お店の名前やルールが分かりやすいように表示する看板作りも

文字を書くことが苦手な児童には、なぞり書きができるようにしたり、絵を描くことが難しい場合には、イラストを印刷して貼ったりするなど、お店作りを楽しめる手立ても必要です。

児童の実態に合わせて、活動を調整しましょう。

さらに、NHK for schoolを見て、実際のお店の様子や工夫を学ぶことおすすめです。

八百屋(やおや)さんのくふう〜店でのくふう | NHK for School
まちの八百屋さんは、商品をうまく並べ、客に声をかけ、ときには値下げをしたり、いろいろなくふうをして野菜や果物を売っています。
文具屋さんの仕事 | NHK for School
この文具屋さんにはおよそ6000点もの商品が売られています。見やすく、えらびやすいように、ならべ方や商品をおく場所にも、くふうをしています。
  • お客さんへの声掛けの仕方
  • 商品の並べ方
  • 値下げのタイミング  など

招待状を作る

招待状には、次のことを書きます。Canvaを使えば、かわいいテンプレートがたくさん出てきますよ。

  • 日時
  • お店の名前
  • お店の配置
  • 持ってきてほしいもの(おかいものぶくろなど)
  • メッセージ

接客の仕方を確認する

接客のときの言葉を確認し、実際に練習をします

  • いらっしゃいませ
  • ○○がおすすめです
  • ありがとうございます
  • ○○円です。
  • ○○円のおつりです  など

また、気持ちの良い接客についても話し合いましょう。

  • 相手の目を見て
  • 笑顔で
  • 相手に聞こえる声の大きさで
  • 待たせたときは「お待たせしました」

お店の飾り付けをする

輪飾りやお花紙を使って、飾り付けをすると、一気に楽しい空間になります。

私が実践したときには、子どものアイデアでBGMを流そう!という意見が出て、さらに盛り上がりました。

リハーサル

当日と同じように道具を配置し、リハーサルをやってみましょう。

やってみると、課題が見つかり、改善策を考えることができます。

  • お店の中をどのように進んだらよいか、分かりにくい → 床に矢印を貼ろう
  • レジ係はどうする → ベルで呼んでもらうようにして、手が空いている人がしよう
  • 商品を持ちきれない → 買い物かごを用意しよう

お店屋さんごっこ(当日)

お金の計算を学ぶ機会にもなるので、当日はおもちゃのお金を用意するといいです。

しかし、細かい計算は難しく、時間がかかるので、商品は1つ100円と統一しました。

  • お店で買い物(ゲーム)をしたら、1つスタンプを押す
  • スタンプの数でお会計(例 スタンプが4つあれば、400円)

ふりかえり

活動の前に接客の仕方について、しっかり意識付けをしておくと、ふりかえりもスムーズです。

ルーブリックを活用して、振り返りをしたり、感想を伝え合ったりしましょう。

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