3学期が始まったかと思えば、1月はみるみる間に過ぎていき、ふと気が付けば、あっという間に2月がやってきます。
2~3月と言えば、年度末が近付き、6年生を送る会、参観日、卒業式練習など行事などが続きます。また、来年度への引継ぎなど、ますます忙しくなる時期です。
そんな中でも子どもたちには楽しく、実りある学習をしてほしい・・・
そのように悩む方もいらっしゃるでしょう。
今回は、そのような悩みにお答えします。
わたしの経歴はこちら
- 小学校教員 15年目
- 通常学級担任 1、2、4、5、6年担任を経験
- 現在特別支援学級(知的障害)担任 1、2、3、4、5年担任を経験
- 生徒指導主事4年目
この記事を読めば、分かること!
- 「ひなまつり飾りを作ろう」のねらい
- 「ひなまつり飾りを作ろう」学習の流れ
- 「ひなまつり飾りを作ろう」実践体験談
わたしの学級では、毎月、生活単元学習の時間に季節に合った掲示物を製作しています。
題材も児童といっしょに出し合ったり、図書やインターネットを活用して、調べたりし、決めています。
今回は、2~3月に実践したひなまつりの製作を紹介します。
あわせて読みたい記事
「ひなまつり飾りを作ろう」のねらい
生活単元学習として
今回の学習活動は、以下の教科を合わせて進めることになります。
- 生活科・・・春の行事について考える
- 図画工作科・・・道具を使って工作をする、自分の表現したいものを製作をする
- 国語科・・・説明を正しく聞きとる
- 特別活動・・・異学年の友達と協力して製作をしたり、教室を飾ったりする
それぞれの児童の発達段階に応じて、1つ1つを学習の機会ととらえて、丁寧に指導していくことが大切です。
自立活動として
自立活動の内容項目としては、以下の内容が該当すると思います。
3 人間関係の形成(4)集団への参加の基礎に関すること
5 身体の動き(5)作業に必要な動作と円滑な遂行に関すること
学習の流れ
- ひなまつりの製作について調べる
- 作りたいものを決める
- 作り方を確認する
- 製作をする
- 教室に掲示する
くるくる回転 きせかえおひなさま
用意するもの
- 色画用紙(うすだいだい、黒)
- 折り紙(装飾品)
- はさみ
- のり
- マーカーペン
- 絵の具
- セロハンテープ
- マスキングテープ
- ボンド
- 紙コップ
「ひなまつり飾りを作ろう」実践体験談
今回の製作は、細かい装飾品をたくさん使います。
紙コップや使う材料を大きめのものを選ぶことをおすすめします。また、児童の発達段階や実態に合わせて、教師が事前に用意しても構いません。
行事等で多くの時間を使うことが考えられる時期でもあります。
自立活動や生活単元学習で使うことができる時間も限られていると思うので、効率よく児童が楽しめる学習を考えることも必要です。
参考にさせていただいた動画では、紙コップを絵の具で着色していますが、折り紙を貼ったり、マーカーペンで塗ることもできます。
マスキングテープを貼るところも柄つきの折り紙で代用できます。
実際、複数の児童が在籍している場合は、折り紙の方が同時に作業しやすいし、一度に多くの面積を貼ることができるので簡単です。
ぜひ、いっしょに製作をする児童を思い浮かべながら、計画を立ててください。
コメント