最近、児童のあいさつに元気がない気がする・・・
気持ちのよいあいさつができる子どもを育てたいけど、どうすれば?
今回は、そのような悩みにお答えします。
わたしの経歴はこちら
- 小学校教員 15年目
- 通常学級担任 1、2、4、5、6年担任を経験
- 現在特別支援学級(知的障害)担任 1、2、3、4、5年担任を経験
- 生徒指導主事4年目
この記事を読めば、分かること
- あいさつ運動 ~生徒指導主事として~
- あいさつ運動 ~特別支援学級担任として~
あいさつ運動 ~生徒指導主事として~
わたしは、特別支援学級(知的障害特別支援学級)の担任と合わせて、生徒指導主事という校務分掌を担っています。
特別支援学級担任歴は1年目。生徒指導主事は3年目となります。
生徒指導主事を始めたことをきっかけに「全校のあいさつをもっとよくしたいな~!盛り上げたいな~!」という思いが強くなり、委員会の児童とともにあいさつ運動に取り組むことにしました。
本来は、毎朝校門に立って行いたいところではあるのですが・・・
それも正直大変なので、毎月第1週を「あいさつ強調週間」とし、その週は校門や裏門付近に立ってあいさつ運動を行っています。
気持ちのよいあいさつとはどのようなものか?具体的に考え、児童に提示しました。
- 相手の目を見て
- 自分から
- 大きな声で
- 頭を下げて(帽子を取って)
- 笑顔で
あいさつカードの実践
そして、あいさつ運動をしながら、このような挨拶ができている児童には挨拶カードを配るようにしています。
挨拶カードは、ロイロノートなどを使って、委員会の児童に作ってもらい、印刷して配っています。
あいさつ運動を始めて、よかったと思うことがいくつかあります。
あいさつ運動のメリット
- あいさつの声が大きくなった。
- 自分からあいさつをする児童が増えた。
それだけでなく、
あいさつ運動のメリット
- 気持ちの良いあいさつで元気をもらえる。
- これまで知らなかった児童とも話をすることができる。
- あいさつ運動以外でも児童から声を掛けてくれることが増えた。
- 送り迎えをする保護者ともつながることができる。
など、あいさつを通して、全校児童や保護者とのつながりができてきたと思っています。
また、私自身と多くの児童とが良い関係が築けることで、
特別支援学級の児童と通常学級の児童とが、自然とつながり、交友関係が広がっているように感じています。
あいさつ運動 ~特別支援学級担任として~
「いってらっしゃい」「いってきます」「ただいま」「おかえり」を大切に!
特別支援学級の児童は、国語や算数のように個別に学習する方が理解しやすい教科や
図画工作などのように少人数の教室の方が落ち着いて学習できるものなどは、特別支援学級で学習をすることがあります。
ですから、いつも通常学級の児童といっしょに活動しているわけではありません。
そのような環境も踏まえて、
本校では、特別支援学級の児童もクラスの一員だ!という思いを大切にしてほしいという思いからもあいさつを大事に考えています。
特別支援学級の児童が、交流学級へ学習へ行くときには、
「いってきます」と言って、教室を出ます。残っている児童は「いってらっしゃい」といって送り出します。
そして、交流学級から戻ってきたときには「ただいま」といって教室に入ってきます。
もちろん、教室にいる児童は「おかえり」と返します。
そして、交流学級へ着いたときにも「ただいま」といって、教室に入り、特別支援学級にもどるときには「いってきます」と言います。
交流学級の児童は「おかえり」といって、迎え入れてくれ、「いってらっしゃい」と送り出してくれています。
この何気ないあいさつひとつでも、繰り返し続けることで、
あいさつを返してくれるという安心感や大切に思ってくれているという温かみを感じることができ、
豊かな学級づくりに生かされていると思います。
教師も率先して、挨拶をし、笑顔で過ごせる学校にしていきたいものです。
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