5月に運動会があるところでは、運動会練習に追われる毎日から、やっと一息つける5月下旬。
さぁ、6月の生活単元学習は何をしようか・・・
やっぱり悩むのは学習のテーマや題材ですよね。
特別支援学級の担任をしていると、持ち上がりも多いです。制作をするときにも毎年同じでは、子どもの興味も薄れてしまうし・・・
今回は、そんな悩みを解決できればと思います。
わたしの経歴はこちら
- 小学校教員 15年目
- 通常学級担任 1、2、4、5、6年担任を経験
- 現在特別支援学級(知的障害)担任 1、2、3、4、5年担任を経験
- 生徒指導主事4年目
この記事を読めば、分かること!
- 生活単元学習の魅力
- 水遊びのねらいとは?
- 図画工作科 ~ ペットボトル水鉄砲づくり ~
- 図画工作科 ~ ペットボトル船を作ろう ~
- 算数科 ~ プールで宝ひろい ~
生活単元学習の魅力
私は、これまでの学習を通して、このような魅力があると感じています。
- 児童の個性や実態に合わせて教材を選択できる。
- 探究的な学習の楽しさを感じられる。
- 協働的な学習を通して、信頼関係を構築できる。(児童同士、児童と教師など)
水遊びのねらいとは?
6月になると、とても気温が上がってきます。水泳の授業も始まりました。
そこで、生活単元学習で水遊びの学習をしました。プールを使用するとなると、プールの空き状況の確認と合わせて、教員の確保が必要になります。
本校には、知的障害特別支援学級のクラスが2つあるので、もう1つの学級の担任の先生に相談し、いっしょに学習しました。
活動の内容によっては、活動場所をプールではなく、濡れてもよい広場などを利用して、簡易的に行うこともできます。
ねらい
水を使った様々な遊びを考え、楽しむことができる。
図画工作科 ~ ペットボトル水鉄砲づくり ~
【 レベル★ 低・中学年向け 】
必要な材料や道具
- ペットボトル(500mLの炭酸水のものが柔らかくておすすめ)
- ストロー(曲がるタイプ)
- はさみ
- 目打ち(きり)
※ ストローを使わなくてもできます。(その場合ははさみも不要)
図画工作科 ~ ペットボトル船づくり ~
【 レベル ★★★ 高学年向け 】
必要な材料や道具
- ペットボトル
- はさみ
- 輪ゴム4つ
- ビニールテープ ※ はがれてしまう場合は、グルーガン(ボンド)で固定
- 牛乳パック
制作時の注意点
今回は、カッターや目打ち(穴をあける道具)を使用します。
発達段階に応じで、細やかな指導や支援が必要です。
制作の際には、くれぐれも安全面に配慮して行いましょう。
算数科 ~ プールで宝ひろい ~
低学年ではよく行う宝ひろいは、水に慣れる以外にもたくさんの学びがあります。
算数科の学習として
- 数を数える
- 数の大小を比較する
- たし算
- ひき算
- かけ算
数を数える
拾った宝を1、2、3、4、5・・・と声に出しながら数を数える。
数の大小を比較する
Aさんは宝を3個拾いました。Bさんは宝を5個拾いました。どちらが多く拾いましたか?
→ 3より5の方が多いので、Bさんが多く拾った。
たし算
Cさんは宝を4個拾いました。Dさんは宝を6個拾いました。合わせると何個になりますか?
→ 4+6=10 10個
ひき算
Cさんは宝を4個拾いました。Dさんは宝を6個拾いました。ちがいはいくつでしょう?
6-4=2 2個
かけ算
Eさんは赤の宝を2個、青の宝を3個、黄色の宝を4個拾いました。赤の宝は2点、青の宝は3点、その他の色の宝は1点です。合計何点になるでしょう?
赤 2×2=4
青 3×3=9
黄 1×4=4
4+9+4=17 17点
学習の後に、思ったことや考えたことなどを伝え合える時間もあると、さらに学びが深まると思います。
ぜひ、お試しください!
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